2007年5月 5日 (土)

Gw事情・・・その②ダ・ヴィンチ編

Gw後半、いかがお過ごしですか?

私はようやくまったりタイム満喫中。

前半戦は一応予定の日程を消化し、今までにない行動力で大満足の休暇を過ごしました。

その中の1日は、相方の希望で「東京国立博物館」での『レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像」を観に行ってきました。

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何を観るってこの半券のデザインにもなっている『受胎告知』をね、観に行くって言うんで、付いて行ったわけです。

新緑の萌える上野公園をぬけ、まずは本館へ。

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特別5室という部屋はこの『受胎告知』一枚だけが展示。

薄暗い部屋に、これまたうっすらと灯りが絵にあてられ、私たちは目が慣れるまで遠くから鑑賞。暗さに慣れたら、近くに寄って細部を凝視。

すごーい。この絵心のないど素人の私でもわかる絵のすごさ。

これを20歳で描いたってんだから、天才なわけよね。

30分以上『受胎告知』を鑑賞し、まずはひといき。

私のお目当てのミュージアムショップでお買い物。

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すっかりミュージアムショップでクリアファイルを買うのが楽しみになってる私。今回も例外なく『受胎告知』のクリアファイルをお買い上げ。

続いて、平成館・特別展示室での「天才の実像」を鑑賞。

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私はすでにお疲れモード。この手の天才分析は去年の「レスター手稿」でお勉強済みだから、もうおなかいっぱい。

GWとは言え、谷間の平日に来たせいか空いていてゆっくり鑑賞出来たのはラッキーでしたね。それでも美術鑑賞って疲れる!!

息を詰めて絵に見入るせいなのかな?だらりだらりと歩くせいなのかな?

それでも外に出れば5月の風は爽やかで、緑の濃い香りが疲れをさらってくれる夕方・・・。

上野公園を散歩しつつ、私の大好きな「モンスーンカフェ」に行くために銀座線に乗り込む私たちでありました。

ゴイクン最高!海老トースト最高!トムヤムクン最高!

ダ・ヴィンチよりタイ料理。

脳も心もお腹も満ち足りた一日でしたとさ。

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2006年11月25日 (土)

エッシャー展に行く

エッシャー。

絵にそんなに知識のない私でも、その名前と作風は知るとはなしに知っている。

だまし絵のエッシャー。

伊坂幸太郎『ラッシュライフ』の単行本の表紙になったときは、内容とそのエッシャーの絵が相乗効果をなして、とても面白かった。

  ラッシュライフ

そのエッシャー展を見に、相方と渋谷の乗り込んだ。

行くはBunkamuraザ・ミュージアム。

        

到着すると、当日券を求める列がぐるぐる。

平日の夕方なので、これでも比較的空いているほうらしい。

30分ほど並び、いざ館内へ。

だまし絵のエッシャーさん、こんにちは。

まだ、だまし絵ではない初期の作品はとても愛らしい版画が多く、それだけでもエッシャーのファンになってしまった。

そしてだんだんとだましの片鱗が作風に表れる過程が面白い。

まずはさりげない自分のサイン。

絵の中に溶け込むようにMCEのサイン。

かと思えば絵のど真ん中にサインを織り込んだり。

鏡に映る風景や自画像を描くあたりから、どんどん画面が立体化して行き、見れば見るほどその緻密さに引き込まれていく。

私が好きな作品は『24の寓意画』と

だまし絵の代表作『昼と夜』。↓

チラシからの転写なのでちょっと見づらいけど、これこれ。

絵は左右対称。で、左が昼で右が夜。

これを目の前で見てきたんだけど、もう釘付け。

いつまで見てても飽きない凄さ。

『24の寓意画』は12枚を使って卓上カレンダーになって売っていたのでお買い上げ。

木版画なのに花瓶の陶器の質感や、ろうそくの光のゆらめきや、水面を震わす水紋など、立体感覚の素晴らしさに目を奪われるばかり。

私も相方もエッシャーの面白さにそれぞれ興奮。興奮ついでにそのカレンダーの他に絵葉書とクリアファイルもお買い上げ。

館内では、ニンテンドーDS Lightの無料貸し出しがあって、展示に沿っての音声ガイドもとても参考になった。

あ、そうそう出口ではエッシャーのガチャポンもあって、エッシャーファンがガチャガチャ回しっぱなし。

一応記念に私も回してみたけど、ここに載せるほどのものでもなかったから割愛。でもガチャポン設置とはなかなかやるものですな。

2時間近くかけてじりじり歩きながら、瞬きせずに絵を凝視。

思っているより絵の鑑賞は疲れるものなのですね。

でも、満足。

エッシャーさんに敬服。

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2006年8月20日 (日)

薪能@氷川の杜

氷川の杜に足を踏み入れると

どしゃぶりの蝉時雨。

蝉の声が増せば増すほど静寂は深まる。

日が暮れきれぬ夏の夕刻は

神社の大鳥居に陽がまだ照りつける。

振り返ると空には入道雲。

真夏。

真夏に浴衣。

真夏に浴衣に38女。

風流だねぇ。

誰も言ってくれなかったので自分で言っとく。

粋だわねぇ。

でも涼しい顔して浴衣の下は汗が濁流の如し。

自分の汗で溺れるかと思った。

しかし、浴衣を着るのは楽しい。

汗の量とはうらはらに気持ちはシャキッと引き締まる。

というわけで、今回は中学時代のお友達3人で、

「浴衣で薪能」なのである。

氷川神社の宮司による神事のあとは

金春流 素謡 『翁』。

金春流 舞囃子 『松風』。

そして、和泉流 狂言 『昆布売』。

この演目のシテは野村萬斎。

萬斎演じる大名が、出かけの供がいないので、通りかかった「昆布売」を強引に供に仕立てて連れ立ちます。しかし、横柄な大名の態度に腹を立てた「昆布売」は、持たされていた刀を取り上げて立場の逆転を図ります。「昆布売」は大名に大きな声で昆布を売れと刀を振りかざし迫るのです。そして次々に謳うように売れ、踊りながら売れと要求を高めるのですが、この大名起用にそれをこなすのです。「昆布売」の目論見通り、道中大名が昆布売と化すのでした。

と、いう筋書きなのですが、狂言って面白い!!

現代でいうところのコントな感じ。

それもベタな。

「昆布売」の場合、大名が芸達者なら芸達者なほど面白いのね。

でも、「昆布売」役の破石 晋照さんという役者さん。

とっても良かった。

声の張り艶があるし、大名に対して商人という感じもよく出ていて

若そうなのに達者だなぁと。

上から目線で何者ですか?私。

休憩をはさみ、後半は

観世流 能 『巴』。

この筋書きは

木曽の旅僧が里の女に「ここは木曽義仲ゆかりの神社ですよ。同郷のよしみで回向してくださいな」と頼まれ読経していると、義仲の思い人であった巴御前の姿が・・・。もうこの世の人ではない巴であるが、現れた巴は義仲への想いを切々と語るのであった

という感じ。

もう、後半が始まる頃にはとっぷり日も暮れ

いよいよ「薪能」の趣。

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あんなに大騒ぎだった蝉たちも

今日は店仕舞いとばかりに夜の帳をおろし

静寂の主は風音へとバトンタッチ。

一陣の風とともに静寂を破る凛とした鼓。

客人の心を舞台へと誘う妖しげな笛。

薪にぼうっと揺らめく舞台。

現代感覚を麻痺させ

今ではないどこかへ私を連れ出すこの空間。

それが薪能の醍醐味。

巴御前の「果てしない静」の中の「一瞬の動」に魅せられ

思いがけず前のめりに。

いやぁ、巴はいつ動くのかなー動かないなー

ってじーっと観てたらさ

かっっっって一瞬、ちょっとだけ動いたのさ。

それがとっても印象的だったんだよね。

様式美だよね。

でね、よく「能面みたいな顔」って無表情の人のことを言うでしょ。

それって違うよなぁって思った。

能面をよく観てるととても表情が豊かに変化するんだよね。

ちょっとうつむくと物憂げに見えるし

もっとうつむくと悲しげに見えるし

まるでまぶたがあるかのように目が変わって見える。

正面を見据えると強い意志を感じるし

顔を振ると拒否に見える。

うっすら開いた口は

まるでしゃべっているようにも見えるし

そこから息遣いを感じたりもする。

それはもちろん、演者の力量でいかようにも能面が変化するのだろうけど

けっして能面は無表情ではない。のだね。

で、この素晴らしい巴を演じた観世 善正さん。

プロフィール見てびっくり!

2つ年下じゃないですかぁぁぁぁ!!!

伝統芸能の世界も、もう年下が活躍するお年頃なわけですね。

浴衣で浮かれてるばやいじゃないわけですよ。

でも、中学時代の友と会うとちょっとしたタイムスリップ。

机の引き出しいらず。

ドラえもんがいなくったって、あの頃に戻れるんだい!

というわけで、薪能のあとは尽きないおしゃべり。

浴衣姿の私たちは

ギターとアコーディオンと三味線があったら

間違いなく「かしまし娘」だったわね。

まだまだ「はんなり・しっとり」に及ばず。

でも、また来年も行こうね♪

氷川の杜の宮司様。

来年は萬斎じゃなくても行きますから!!!

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