人に歴史あり~祖母編
今日は私の祖母のお話。
去年もこの季節に祖母のことを書いているので
ナゼかしらそんな風に祖母を感じる季節なのだな。
不思議。
元気とはいえ、後期も後期の高齢者。
ほっておくとすぐ老人鬱になっちゃうからね、
私の役目は2日に1度くらい訪問して
おしゃべり&ゴミの分別。
今日のおしゃべりは、いやいつもなんですが
昔話がメインでね。
とくに今日は写真までひっぱりだす盛り上がりぶり。
朝、薬を飲んだのか思い出せなくても
バスガールをしていた時の運行経路は思いだせるんだから
脳と記憶の摩訶不思議よね。
で、祖母も私も大のお気に入りの一枚がこちら。
職業婦人ですよ。
祖母の働きで一家を支えていたそうな。
当時はかなりの高給取り。
車庫は新宿、コマ劇場あたり。
2.26事件で通行止めになった話は
もう100回は聞きました。。。。。
稼ぎのほとんどが家計に取られる生活でも
青春はしっかり謳歌していたようで。
モガですよ。
昭和初期にこの露出。
やるな。
そしてやってくる戦争の闇。。。
これはもう歴史的写真です。
感慨深い一枚。
会社の仲間の出征を励ます会だそうで。。。
これではよくわかりませんが
写真を肉眼で見ると、みんな笑顔なんですよね。
まるで誕生会か何かみたいに。
現代人には想像のつかない心境です。
祖母は戦時中は山梨に疎開していたので
生々しい戦争体験はあまりないようです。
ただ、B29が東京に向かって飛んでいく空は見ていたようです。
そして祖母のお気に入りをもう一枚。
「これ祖母ろんがいくつぐらいの時?」
「そうねぇ、いくつだったかねぇ、それ地毛で結ってるのよ」
「あ、地毛。ふーん。で、いくつ?二十歳くらい?」
「そうだねぇ。そのくらいだねぇ。今のあんたくらいだよ。」
「・・・。祖母ろん、あたしもうすぐ40だよ」
「ええっ??大きくなったんだね~あははははは~」
氷川きよしが30くらいだということは認識出来ても
孫が40だということは認識出来ない
脳と記憶の摩訶不思議かな。
私と祖母の間には
新しい会話など何ひとつない。
祖母の記憶の扉を一緒に開き
果てしなく広がる思い出の断片を
拾ってみたり眺めてみたり流してみたり。
「思い出話」ばかりするのは
それだけ過去が輝いていたから。
何百回でも何千回でも何万回でも
同じ話しを聞いてやる。
私の脳に祖母の人生降り積もれ。。。
こんなよく出来た孫の私より
きよしLOVEな祖母。
私の顔見て開口一番
「今日きよしないの?(テレビ出演のことね)」
って聞かないでね。
そして今日も祖母は窓辺に花を飾る。6月。
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