2008年7月 3日 (木)

少女七竈と七人の可愛そうな大人

昨夜はなんでかしら「恋」の話しをしたけれど

ふと

前にもそういう小説を読んでとてもざわざわしたのを思い出した。

そうそうこれこれ↓       

恋 (ハヤカワ文庫JA)        

  

私の中ではBEST OF 恋愛小説。

基本的に恋愛物ってそんなに大騒ぎしないのだけど

これは別腹。

デカダンスな雰囲気と時代性が私の好み。

三島を彷彿させるところもね。

私はこの小説を10回くらい再読しているのだけれど

そのうち3回、電車を乗り過ごしたことアリ。

内容知ってるのに、好きなシーンでいつもドキドキざわざわして

気づけば田園。見知らぬ風景。

あれーーーーーーーーーーー。

さすがに3回目で自分に飽きれ、電禁本に認定したくらい。

いや、そのくらい面白いのよ。

とくに小池真理子ファンではないけれど

この『恋』はいい。

新潮社からも出ているようだけど、私はこのハヤカワの装丁が好き。

いや、しかし「恋」という感情は幅が広いよね。

淡いものからヘビーなものまで。

私は読むならヘビーなの希望。。。かな。

で、ちょっと恋だの愛だのという話しに疲れたところで

今日からはこちらのラインナップ。

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ちょっとした桜庭一樹フェアだじょ。

やっと来た来た「赤朽葉家の伝説」!!

「赤×ピンク」の解説はナオコーラだし♪

それから、初物の吉田修一。

評判の「悪人」、読み始めましたけれどのっけから引き込まれてます。

やはりミステリーは止められなくなりますな。

 

 

あ、そうだ。

UPしたんだった!

少女七竈と七人の可愛そうな大人

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2008年6月27日 (金)

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

なんて素敵なタイトルでしょう。

 

イカシタ題名で過激でドラマチックでかつ演劇的でファンキーだなんて

『満点大笑いで~す』ですよ。

この小説はそんなわけで、舞台でもあって、映画化もされていて。

舞台が観れなかったのは大変残念ですが、映画ならTSUTAYAへGO!だとばかりに速攻拝見したしました。

いやーーーーーーー。すご。

サトエリすご。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ オリジナル・サウンド・トラック 

尋常じゃないスタイルの良さ。

そして狂気。

やるね。やるよ。サトエリ。

自分は特別な人間だと思いこんでいる主人公の『特別』と思いたくなる外見をきちんと寸分違わず持ち合わせてる説得力!!

そして救いようがない性格の悪さを見事に表現。

私は啖呵が切れる女優が好きなんだけど、サトエリの啖呵、素敵でした。

そしてサトエリの妹役だった佐津川愛美も実によかった。

きっと小説、舞台、映画とそれぞれ内容は同じでもテイストは違うんだろうなぁ。とするならば、視覚要素の強い映画では、このキャスティングはとても効果的でした。

だいたい小説が気に入ると、ドラマ化や映画化されたものを観ても

「ふん。小説の半分も表現出来てない。」と感じることが多々なのだが、

今回は私の脳内で繰り広げられていた小説世界が

そのまま映像になっていて、快感でありました。

ラストシーンに関しては、かなり違っていたのですが

「これはこれ。あれはあれ。」と思える創りで、それもまたよしかなと。

となると、3次元での表現である舞台が観たかった。あぁ観たかった。

本谷有希子、ノーマークだったかんなぁ。

ていうか、最近舞台観てないもんなぁ。舞台ってチケット高いかんなぁ。てか、東京って遠いんだもんなぁ。。。。。。。。人多いし。。。行ってねーなー東京。。。。。

タイトルに偽りなし。

久々にタイトル負けしない立派な作品でした。

たいしたこと書いてないっす。でも一応・・・ここも。

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2008年6月 9日 (月)

限りなくキョウダイに近いフウフ

ジャケ買い。

本にもあります。

私の場合は図書館派なので『ジャケ借り』ですが。

ジャケットが良いからと言って中身も良いとは限らない。

でも中身も良かったときはめちゃくちゃ嬉しい。

『タイトル借り』もあります。

タイトルのインパクトだけで選択してみる。

ところが、これはたいがいダメね。

奇抜なタイトルで内容が名前負けしてない本ってなかなかない。

で、今回読んだのが『タイトル借り』。

『限りなくキョウダイに近いフウフ』(←感想はコチラ)     

限りなくキョウダイに近いフウフ (幻冬舎文庫 こ 5-12)   

直球ど真ん中。

子なしフウフの実情?内情?

どんな物語なのか超気になる~。

と、速攻借りてみたわけ。

でもさ、よーく考えてみると

フウフとキョウダイって全く別物だよね。

フウフはキョウダイのようには絶対絶対絶対なれない。

キョウダイはこんなに一緒にいないし!!

キョウダイにはこんなに気を使わないし!!

あ、ちなみに私には3つ下の弟がいます。

基本、しゃべらないしぃ。

そんなもんでしょ、キョウダイなんて。

私たちフウフは良く似てると言われるので

フウフのキョウダイ化?

に興味があったんだけど、所詮フウフはフウフ。

それに気づいた一冊でした。ちゃんちゃん。  

  

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2008年6月 5日 (木)

親指の恋人

先日、中学生女子から

「ケータイで告られたらどーする?」

と投げかけられました。

  

ども。ゆきみです。 

  

いやぁ、そう言われてもね。

ケータイで告られたことないし。 

  

ツッコミどころ満載なこの投げかけ。

まず「ケータイ」とは電話のことでなくメールのことですね。

で、「告られる」はもはや定番なのでしょうが「告白」の現代語訳ですね。

私はこの「告られる」と言う言い回しが大嫌い。

情緒がない!!品がない!!信用できない!!

白を告げるで告白。

「告る」では心情が赤なのか黒なのかグレーなのかわからないじゃん!!

さらに「どーする?」とはこれいかに。

うーん。どうしよう。  

  

ま、一応四十路を目前に控えた私ですから、瞬時にこの投げかけの意図を汲み取り模範回答をしておきましたけどね。

直訳「携帯のメールで告白をされた場合、それはどこまで信用出来るものでしょうか。」

回答「信用に値せず。」

(↑これって模範解答なのか?)  

  

でも正直言って、ケータイのある恋愛をしてないもんでわからんのです。はい。

ケータイ所持は結婚後ですから私。

実際ケータイで告白なんてされたら、そんなに気のない相手でも保護とかしちゃうんだろうな。で、たまに眺めたりしそうなナルちゃんな私。

  

昭和の恋する乙女だった私は

暑中お見舞いに心血注いでいたっけな。

  

年賀状じゃ埋もれるし、クリスマスカードじゃ見栄見栄だし

さりげなく、かつ印象に残すには夏休みの暑中見舞いがベスト!と踏んで

一枚の葉書に気の効いた言葉をさらっと綴って投函したっけな(遠い目)。

  

  

平成の恋する乙女は親指で告る・・・・・・・か。

人間関係が希薄でも親指だけで恋出来る世の中ですものね。

ま、そんなわけでということでもないんですが。

読みました。『親指の恋人』石田衣良。

 

感想はこちら♪ 親指の恋人

中村佑介氏のイラストは本当に魅力的♪

表紙だけじゃなく章ごとのイラストも素敵ですよ。

    

 

             

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2008年2月10日 (日)

雪の夜長の読書熱

snowcatfacesnowpigsnowcakesnowriceballsnownoodlesnow

↑なんかいつの間にか絵文字機能が付いていて

久しぶりにログインした私はびっくり&テンションup

ケータイloveletterは基本絵文字使いがちな私pigですが

ブログはちと控えようかなthink

ただでさえ子供っぽい語りくちがなお幼く見えるからさchick

それに意外とめんどくさいことが、ここまでですでに判明flair

だから、この多用ぶりは最初で最後dangerつもりbleah

さて、今夜はかなりしんしんと降りましたね、雪snow

もう今日はお囃子の稽古までは一歩も外に出ないじょー

と決め込んでいたのに、午後一番に

『ゆきみさんのご予約されたご本が1冊ご用意出来ました』

とのラブコールがheart01(固定電話の絵文字がないっ!!)

連休明けにはPCシステム更新のため、長期の休館に入るわが町の図書館。ここで取りに行かなければ、首を長くして待っている予約本がまた遠くに・・・。

どやっと重い腰(文字通り)を上げ、しんしんと降る雪の中いざや図書館へ。

いつもは着ていないロングコートをフードまでかぶり、マスクをして完全防寒のもと歩く雪道は意外とオツなものでした。

脳内BGMはユーミンのnoteぶぅりざ~どぶりざ~~どnoteだったり

広瀬香美のnote絶好調ー真冬の恋ースピードにぃのぉってーnoteだったり

ZOOのnoteときめぇきを運ぶぅよ ちゅーちゅーとれいん~noteだったり

(あくまでZOOだから!!えぐざいるじゃないから!!)

という80年代後半から90年代前半が青春っcherryみたいなナンバーで

ご機嫌に闊歩。するとあっと言う間に到着。

No Music No Life @脳内。

そして私を待つ予約本がこちらでした~shine

 夜明けの街で     

やった~scissors

でもね、でもね、これから読むのはこれなの↓。

中庭の出来事  

  

楽しみ~lovely

 

そんなわけで読書熱がupshine

支店も更新しましてよ。

『カツラ美容室別室』山崎ナオコーラ

よろしかったら、こちらもよろしくねcat

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2007年10月 6日 (土)

新ブログのお知らせ

ようやく、新しい読書日記の準備が整いました。

純粋な読書日記です。

どうぞよろしく。

ゆきみの風呂本屋

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2007年10月 3日 (水)

私の原点・本のプロ

この度、

私が読書日記を開設していたサイト『本のプロ』が

悪質なアラシのために閉鎖に追い込まれてしまいました。

ここしばらくは開店休業中だった私ですが

正直ショックで言葉がありません。

『本のプロ』で公開してこその感想・書評であったし

『本のプロ』に集まる皆さんとの交流があったから

日常の雑事に沈むことなく、

脳と心が満たされていたのだと思っていました。

これからの私の「読書道」を

どう進めて行ったらいいのか、まだ決めかねています。

今、試験的にmixiのレビューと

読書日記専用ブログの立ち上げ作業をしています。

どういう形がベストなのか探りながらですので

また読書日記を公開するときはお知らせいたします。

もし興味を持たれましたら、そちらもよろしくお願いします。

 

 

それまでは

読み捨てられていた言葉たちが

本プロに出会ってからは

言葉のひとつひとつが血となり肉となり

私のカラダを形成し

本プロの皆さんとの交流が

私自身のエネルギーとなり

私の生活を潤してくれました。

やっぱり『本のプロ』は私の原点。

管理人様・うら管理人様に感謝をこめて。

 

『本のプロ』よ。ありがとう!!

 

 

 

オーナーの皆様。

どこかでまたお話しましょう・・・。

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2007年9月16日 (日)

まだ夏は終わらない。いや!終わらせない!!

それらしい夏休みもまだとっていないお気楽夫婦の私たちは

秋が来たことをまだ認めずに

そうめんと冷やし中華を毎昼交互に

がつんがつん食す今日この頃。

だってー。

まだ夫婦でどこにも遊び行ってないんだもーん。

夏休みとんなきゃ、夏は終わらないでしょーーー。

気持ちとしては

鈴虫の震わす羽を指で押さえ

駆け込み組のセミにエールを送り

さつまいもは見て見ぬふりをし

積極的にカキ氷を望む。

そんな風に

まだまだ夏真っ盛り!なムードを

なんとかキープしておる次第です。

でもね、

秋も好きなのよね。

何をするにもいい季節でしょ。

何より、読書の秋だもの。

酷暑のときはさすがに読書もままならなかったけど

今は進む進む。

ま、読んでる物が物だからね。

今読んでいるのが、

模倣犯〈上〉模倣犯〈下〉

『模倣犯』 宮部みゆき。

なぜいまさら?

なのですが、宮部みゆきの最新作『楽園』に

楽園 上 (1)楽園 下

『模倣犯』の登場人物「前畑滋子」がからんでると知って、これは先にきちんと『模倣犯』を読んどかなくちゃと思ってね。

こういう「リンクもの」が大好きなのですよ。

『模倣犯』はテレビでやってた映画をなんとなーく見てた程度でちゃんと本は読んでなかったし。

だいたい宮部みゆきの新作は途方もない数の図書館の予約待ちだからね。最初から諦めちゃうのよね。ほとぼりが冷めた頃読めばいいやって。

でも『楽園』は少しでも早く読みたい。

だからと言って買うわけじゃないんですけどね。あくまで図書館派なんですけどね。

で、意気揚々と図書館に行ったらすでに180人待ちでした。

気長に待つしかない。。。

だってこれでまたどっかの書評にのったりしたら予約数がーんと伸びるからね。待てど暮らせど読めなくなっちゃう。

待ちますよ180人。

で、その間の『模倣犯』。

しかし、宮部みゆきの世界は一度足を踏み入れたら、なかなか戻って来れないんだよね。読ませる読ませる。

いろんな登場人物のいろんな角度から物語は進んでいく。

一見散漫になりがちな展開だけど、宮部みゆきの筆力は読者を離さない。

被害者には不可解な事件も、加害者側の物語を逐一読んでいる読者には何ひとつ不可解なことなどない。

ひとつの事件に関わるたくさんの人々の、たくさんの心情を事細かに表現し、事件のあらましの全てを読者が知ることになる。

こんな体験って読書以外にはない。

そしてこんな体験をさせてくれるのは宮部みゆきだけだ。

今は下巻の第3部。いよいよクライマックス。

ピースの生い立ちは語られるのか・・・。

あまりの厚さに手首がしびれる重量ですが、先が気になってなかなか手を離せません。

ニュースを賑わす事件は奇怪で理解出来ない物が多い昨今。

でもやっぱり小説は事実より奇なりであって欲しい。

小説より「奇」な事実なんて、もうこれ以上いらない・・・。

 

 

秋の夜長。

もとい、晩夏の夜長。

あなたは何をしていますか?

 

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2006年11月21日 (火)

名作にどっぷり

めっきり読書量の減っている私ですが、今はまっているのは巨匠たちの名作でございます。

ここのところ新進気鋭の新人作家ばかり読んでいたのですが、ひとたび昭和の名作に触れると、どうも最近の小説が軽すぎて物足りない感じになってしまいました。

で、今読んでいるのがドラマ化で話題の

『華麗なる一族』  山崎豊子

これは、今はほとんど本を読まない相方の蔵書であります。

どうやら今は2分冊のようですが、五刷の昭和60年は上・中・下の3分冊でした。↓

 

私は『華麗なる一族』は再読なのですが、あらためて読むと登場人物の人間性がかなり際どく、これをどうドラマ化するのか興味津々であります。

現代に置き換えることの出来ない時代性もこの物語を左右するものなので、時代考証を踏まえてのドラマ化はきっと大掛かりでしょう。それだけに、とても楽しみです。

先日、完読したのは

『五辯の椿』  山本周五郎

これもドラマ化されたもので、以前たまたま観てとても面白かったので、是非原作を読まなければ!と思っていました。

これはすごい。

ミステリーだし人情ものだし、時代ものだし、もうてんこもり!!!

本当に山本周五郎ってお人は!!!!!!

あらためて山本周五郎を読み直したい思いです。

で、今回図書館から借りた『五辯の椿』はまたもや懐かしい一品。

裏表紙にくっついてる紙ポケット。

そこに入ってる手書きの図書カード。

有吉佐和子の『不信のとき』を借りたときもこれが付いてました。

昭和の名作を借りるときは、なるたけ最近の文庫化されたものではなくて、当時出版されたものを借りるようにしているのですが、なんだか本だけがタイムスリップしてきたみたいで、面白いんですよね。

まったくもって名作は『不朽』です。

まだまだ読みたい名作がいっぱい。

次は宮尾登美子先生が順番待ち状態。

豪華だわぁ。

 

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2006年8月25日 (金)

この夏読んだ本たち

この夏の後悔のひとつとして

読書日記の更新ストップがある。

ゆきみの風呂本屋は7月1日からずっと

開店休業中という不甲斐なさ・・・。

でも、読んではいたんだよ。

ただ、感想をまとめる気力がねぇ、まったく無くて。

で、簡単に忘備録的感覚でちょいと振りかえっておきたいなと。

当初の目標通りアゴタの後は山崎豊子をがっつりと。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)  沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)  沈まぬ太陽 (3)  

『沈まぬ太陽・アフリカ編(上下)』

『沈まぬ太陽・御巣鷹山編』

アフリカ編では読めば読むほど、恩地への不当な扱いに腸煮えくり返り、ただただ頑張れ恩地さん!とエールを送りながらの読書だったのだが、御巣鷹山編で全てがぶっ飛んだ。

いいのか?豊子。ここまで書いていいのか?豊子。

と豊子への問いかけが止まらなかった。

凄い。壮絶過ぎて言葉がない。これは小説なのか?限りなく真実に近い小説と考えていいのだろうか。

ニュースから流れてくる情報なんてほんの事件のきれっぱしでしかない。

きっとこの小説だってほんの一部分でしかないのだろう。

遺族の方々にとって、関係者にとって事件は永久に終わることなどない。小説を読んだだけの私には語るすべは何もないが、薄っぺらなニュースで知った気になりがちな現実を反省した。

そして私はここでしばらく読めなくなりました。

あまりの衝撃に、他の物語が頭に入らなくなったのです。

この続きである会長室編もまだ進んでいません。

今はもう復活しているので、そろそろ会長室編にもいけるかなと。

さてブランクがあって、復活1号は   

その日のまえに

重松清『その日の前に』。

浅田次郎で泣けない私は、重松清では例外なく号泣。

別に泣こうと思って読むわけじゃないんですけどね。

重松さんの語り口が肌にしっくりなじむと言うんでしょうか。

悲しいから泣くのではなくて、変な話ですが「あくび」や「くしゃみ」みたいに自然と流れてきちゃう涙なんです。

で、読了号泣とともにスッキリ!

連作短編なところもよかったな。

つづいては、

薬丸岳『天使のナイフ』

天使のナイフ

図書館で随分前に予約していたものがやっと回ってきたので。

帯にあるように乱歩賞受賞作。

いつだったかネプチューンの名倉(彼は大の読書家である)が、はなまるカフェでやっくんにこれ薦めてました。

読んでる最中はけっこう面白かったけど、今こうして思い出そうとすると何がどうだったかあまり鮮明に思い出せません。その程度だったということか?読ませる力は充分あったとは思いますが・・・。

でも、次回新作もきっと読むと思います。図書館でね。

次。

恩田陸『チョコレートコスモス』

チョコレートコスモス

これはいわゆる演劇小説。

本プロで絶大なる好評価を得ていて、図書館の予約が待ちきれない私は結局購入。

かなりわくわくしながら読み始めました。

うーん、なるほどぉ。

まさに「ガラスの仮面」ですね。

メインのシーンがオーディションなのですが、かなり凝ったオーディションでそのまま本番行っていただけませんか?ってくらい完成度の高い演技に

んなことあるかいな!

な感想なのですが、そこは天下の恩田陸。

読ませます!ぐいぐい読ませます!

「下北サンデーズ」も面白いけど

「チョコレートコスモス」もいいよぉ♪

今、演劇が熱いって感じかい?嬉しいねぇ。

そして今読んでいるのが

柴田よしき「RIKO-女神の永遠』

RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠

これはブックオフにて105円で購入。

かねてから「RIKO」シリーズを読みたいと思っていたのでラッキー♪

これだからブックオフ詣ではやめられない!

まだ読んでいる途中ですが、Ⅴシネマを観ている感じで面白い~。

Ⅴシネマ観たことないけどね。

柴田よしきさんは本プロで最近知った作家さんですが、なかなか幅広い作風で読んでも読んでも飽きないですね。追っかけ甲斐のある作家さんです。

というわけで。

ここでリハビリをしつつ

読書日記を再開し、読書の秋を迎えられるようにしなくちゃね。

人生は短い。読める本は一体どのくらい?

どのくらいなんだろうねぇ。。。。。。。

  

 

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2006年2月13日 (月)

文学・今とちょっと昔

この間、宮本輝の「青が散る」を久しぶりに読み返していてふと思った。

懐かしくて、やっぱり面白くて、宮本輝独特の明るさの中の暗さがまた秀逸で

読書としての醍醐味が満載なのに、

なのになのに、

な・か・な・か・進・ま・な・い・のです!!

読んでも読んでもまだまだ本の半ば程度といった感じ。

夢中になって止められないくらい没頭しても

まだ半分。あれ?

普段のペースで行くととっくに読み終わっているはずなのになあ。

その次に読んだ最近の作家の本は

「青が散る」よりずっと分厚くて読みでがありそうなのに

三分の一の時間で読んでしまった。はて?

というわけで

なぜなのか検証。というほどでもないけどさ。

まず、「青が散る」は行間が狭い。

文字が小さい、

そして何より、余白がない!!

「」の会話文の後ろにも文が続くんだから!

最近の作家の物はなんせ白い部分が目立つ。

会話じたいの語彙が乏しいし、説明的装飾文も簡素だ。

たとえば、物語上チャットのシーンなんか出てきた日にゃ

10文字20文字程度で行変えのラッシュなのだ。

それじゃ見た目分量のある本に仕上がるわけさ。

「青が散る」はスカスカ空気の入らないみっちりと詰まった餡子なわけで

食べても食べても減らなかったはずね。

文学はけっして文字数が多けりゃいいってもんでもないけれど

やはりちょっと昔の重量感には感服する。

現代文学も面白いけれど

ちょい昔の文学にも

改めて魅力を感じるのでありました。

学生の頃

意味もわからず憧れだけで読んでいた

三島由紀夫

あたりを今再読したい気分。

でも目先のベストセラーをつい追っかけちゃうんだけどね。

読みたい理想と読む現実は

なかなか一致してくれないの巻き~。

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2006年1月21日 (土)

雪降る土曜日の午後に

雪ですね。

今なら雪見風呂も雪見酒も雪見障子も

可能ですね。

でもうちの風呂には窓がないし

私、酒アレルギーだし

障子もないし。

情緒のかけらもないけれど

雪が降ると思い出すのは

「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ」

だな~。by三好達治だっけ。

風邪がまだ治りきらないので

部屋でじっとしている「土曜の昼下がり~♪」

これは三善英史って古っ!!!

ゆるみ具合もMAXな感じですが

世の中は東野圭吾の波が来ていたんですね。

東野圭吾の直木賞は嬉しかったな~。

山本文緒の時も嬉しかったけどそれ以上かな。

取れてないこと自体が謎だったし。

そして「百夜行」のドラマ開始。

小説とは別物と考えて観るつもりではいるけれど

やっぱりあの世界観はどうしても求めてしまうな。

しかし子役二人の素晴らしさに感嘆。

これはキャスティングありきのドラマ実現だよなー。

子供時代をちゃんと演じれないと

物語が台無しになってしまうものね。

・・・最近ドラマ観ていて思うのだけど

BGMがやたら大きいなぁと。

肝心の台詞が聞き取れなかったりするんだけど

演出サイドはそれでいいのかな。

結構聞こえないよ。

私耳悪くないし、掃除もしてるし。

どうかご一考願いたい。

さて東野圭吾。

まだまだ彼の作品は読みきれていないので

これからどんどん追いかけて行きたい。

今のところ私の中の東野ベストは

「百夜行」「幻夜」「手紙」

かな。

受賞作はまだ未読なのでこれからとても楽しみ。

こんな週末は読書に限るわ~。

まだまだ止みそうにないから雪。

ゆきみを眠らせ ゆきみの屋根に雪ふりつむ・・・。

ってうち屋根ないけどね。

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2005年9月 7日 (水)

本のプロ参加1周年!

ちょうど去年の9月7日に、私は本のプロというサイトに出会いました。

去年の今ごろは読書に行き詰まっていて、読みたい気持ちがうまく消化されず、もやもやしていました。

その頃目にしだした作家をぽつぽつインターネットで検索したり、ダヴィンチを立ち読み(買わないんだ)したり、新聞の書評欄をあてにしたり、自分の読書道を模索しているところでした。

思い出すにあれは、インターネットで雫井脩介を検索した時でした。

本のプロ・みんなの読書日記

というサイトに行き着いたのです。

みんなの?読書日記?

そこには、あなたも読書日記のオーナーになれますって書いてあるではないか。えっ?私も?

はい。あなたも。

PCはそう即答してくれました。

ほとんど迷いも躊躇も考えもなしに、即自分の読書日記をつくろうと思い、即実行しました。

実行しているそばから、自分のオーナー名と日記名が浮かび

ゆきみ大福がおくる、ゆきみの風呂本屋

にしました。満足。

記念すべき第一冊目はすでに読んでいた

山本文緒の「眠れるラプンツェル」。

初めてレスがついたときの嬉しさったら!!!

こんな読書の楽しみ方があるんだぁぁぁぁぁぁ~。

自分の読書感想文が、誰かの目に触れる。

それだけでも、けっこう興奮する出来事なのに、さらにコメントもつけてくれて、共感しあえるなんて!

私は読書と本のプロの虜になりました。

さらに他のオーナーの方々の感想書評の素晴らしさにまた、読書以上の面白さがあるんですもの。

読んで、書いて、交流して、共感して、またもっと読みたくなる。

私は本のプロのおかげで、本当に読書が好きになりました。

それまでは、ただ私の中を通り過ぎていく活字たちでしかなかったのですが、それ以降は私にたくさんの光と水と酸素と養分を与えてくれるものになったのです。

本のプロ参加から1年。

この1年で確実に「本」も「本のプロ」もかけがえのない存在になりました。

だって光と水と酸素がなくちゃ生きてはいけないもの。

「本のプロ」様。いつもありがとう。そしてこれからもどうぞよろしく。

「ゆきみの風呂本屋」は今日も元気に開店中です!

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2005年8月31日 (水)

8月は8冊

さて、今日で8月も終わり。

今月もまた脱兎の如く過ぎて行きました。

ロクに何もせずにまたひと月が去って行ったわ。

ま、毎月そう思っているので、いつも通りっちゃーいつも通りなのだけど。

そんな無為に日々過ごしているような私でも、そこそこの収穫はあるんでございますのよ。

今月は8冊。

読んだ本の数。

佐藤多佳子さんとの出会いや、「朗読者」の再読、チョコレートシリーズに、角田光代さん2冊などなど、割とバラエティーに富んだ収穫でした。

↑の書評感想はゆきみの風呂本屋に掲載してありますので、そちらも覗いてみてくださいね。

しかし。

積読本も着々と増加している・・・。

角川文庫のブックカバーが欲しくて買った2冊。

新潮文庫のブックチャームが欲しくて買った2冊。

再読しようと実家から持ってきた4冊。

はー、いつになったら読めるのか。

そして今日もまた図書館から予約本ご用意出来ましたよ~の電話が。

そして図書館に行っちゃう私。

今年の夏は本と共に・・・。

うん。いい夏であった。

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2005年6月11日 (土)

ご無沙汰な理由

すっかりご無沙汰してしまいました。

ゆるみっぱなしの私も、6月に入ってなぜかばたばたと忙しなく、なかなかPCを開くゆとりがありませんでした。

ちらちら視界に映り込むPCに、伸ばそうとする手が届かない。そんなもどかしさの中、雑事に追われる毎日で、やっと今日ゆっくり開いて楽しんでいる状態です。あー楽し。

そして雑事以外にもうひとつ、ゆとりをなくすものが・・・。

ここ最近、ブログに夢中で読書量が減っていました。今まで読書に充てていた時間がそのままブログにスライドしてたわけで、当然のことですね。

軽いタッチの本なら、ブログと平行しても特に問題なかったんです。ただ、心中は「最近あんまり本読めてないなあ」と思っていましたが。

そして今回図書館から回ってきた予約本。この本が、私の心を捉えて離さず、読了するまで、本以外のことは考えられない状態に陥ったのです。

     『幻夜』   東野圭吾・著

まさに、余所見をさせない本でした。久しぶりに、濃密な読書を堪能しました。完読した充足感はそのまま、物語が終了してしまった淋しさの脱力感へと移行するくらい、物語に没頭しました。

本の内容や、細かい感想は「本のプロ」さんや「ゆきみの風呂本屋」に掲載されているので省きますが、今回ブログの更新を阻む存在だった本なので、言い訳として触れてみました。

関東もいよいよ梅雨入りしたそうです。これからは読書三昧ブログ日和な毎日かな。そう思うと梅雨も悪くないんじゃない?

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2005年6月 1日 (水)

図書館ライフ・その2

案の定・・・

   やっぱりね・・・

      でもまさかあ・・・ 

だって昨日休館日だったでしょうよ・・・

      図書館連休かよーっ!?

昨日言った通りになってしまった。

鼻息荒く図書館に向かったら、「書棚整理の為、本日休館させていただきます」ですって!

なんかもうがっかりもしなくなるっていうか、脱力っていうか、もしかして私、図書館に嫌われてる?

ねえ、ねえ、私のどこが行けないのぉ?

直すから言って。直すから。

明日は開館のようなので、明日心あらたに伺わせて頂きますわ。

書棚整理で休んだんだから、明日は新刊が入ってたり、並び換えしてたりしてまたまた楽しみなんじゃないの~♪並び換えって、結構新鮮。今まで目が行き届かなくて見逃してた本に出会えるかもよ~。

あ、また鼻息が。ぶひ。

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2005年5月31日 (火)

図書館ライフ

図書館へ行くのは、私の本能が「行きたいです」と疼いた時にしている。基本的に図書館大好きなので、年中疼きっぱなしではありますが。

「行きたい」と思い立つと、何はさておき足が向く。

もう、頭の中は本でいっぱい。あれとあれをパラ見して良かったら借りて~新刊雑誌はあれを熟読して~新しくあれとあれを予約して~お天気いいから中央図書館まで足をのばして~せっかくだから歩いて~ああ、こーしちゃいられんわい。

そんな風にかなり鼻息荒く、いざ図書館へ向かうわけです。

すると。どういうわけか。

か・な・ら・ず!!

臨時休館日なのですよぉぉぉぉぉ。しょぼん。

もう図書館の神様が

「その鼻息を静めて、清らかなる心持ちにていらっしゃいな。本は逃げませんことよ。おほほほ~」

と書棚の隙間から外を見て言ってるんだわ。

もちろん手元には、小川洋子さんのタイトルみたいな図書館カレンダーなるものもあります。ちゃんと休館日が前もって記されているから、それ見ればいいんですけどね。なんか、行きたい衝動に乗りたいわけなんですよ。

私の熱い想いを、図書館よ受け止めてー!てな勢いで。

だけど臨時に休まれると、もう打つ手なしで。

そんなわけで、いつも玉砕覚悟で挑んでおります。

いや、割と多いのよ休館日。またぁ?的な。

一見「静」なイメージの読書を、エキサイティングなものにすべく、実に不効率なおまけにギャンブル性さえも発生する利用方法で、ひとり勝手に楽しんでおります。

さあ

そろそろ疼いてきたよー。

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